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Inatec News
2024.1.19
【プレスリリース】未来のモノづくりの担い手を育てる! 「西尾の鋳物」が有名なまちの小学校で出張鋳造授業を開催します
『self-madeを日常に。』をミッションとするイナテックが運営する鋳造体験工房ritakoboと、西尾市鋳物工業協同組合は西尾市平坂町の地元産業である「鋳造」の歴史を学び、実際にモノづくりを体験できる出張体験授業を西尾市立平坂小学校にて2024年1月22日(月)、1月23日(火)に開催いたします。
過去の体験の様子 金属を流し込む「鋳込み」
■全国屈指の鋳物生産地 始まりの場所・西尾市平坂町
「鋳造」とは、溶かした金属を型に流し込み、冷やし固めるモノづくりの技法。鋳造技法で作られた「鋳物」(銑鉄鋳物)の生産量は愛知県が日本一となっており(日本鋳造協会HPより)、中でも西尾市はトップクラスのシェアを誇っています。西尾市における鋳物の歴史は古く、江戸時代から300年以上続く「西尾の鋳物」は平坂町から始まり、現在でも平坂町には多くの鋳物工場が見られます。しかし、人材不足などの理由から事業所数は年々減少しており、モノづくりの未来に危機感を感じていました。
■「西尾の鋳物」の未来の担い手を育成
私たちritakoboは西尾市内や周辺地域で1,000人以上に鋳造体験を提供し、鋳造のことを知らなかった子供たちが目を輝かせながらモノづくりをする姿をたくさん見てきました。知って体験することは鋳造、ひいてはモノづくりの未来の担い手を育てる一助になるのではないか。そこで、イベントに来た限られた子供だけではなく、小学校という開けた教育の場をお借りして、地元の産業である「西尾の鋳物」を広く知ってもらうきっかけづくりを行う運びとなりました。
当日は社会科の授業で『日本の工業』を学んでいる小学5年生を対象に、西尾市鋳物工業協同組合から平坂町における鋳物の歴史や鋳造技法についてのレクチャー、ritakoboからはアルファベットキーホルダーを作る鋳造体験を提供いたします。
【開催概要】
日時:2024年1月22日(月)、23日(火) ①8:45~10:25 / ②10:45~12:30 (23日は①のみ)
場所:西尾市立平坂小学校
対象:第5学年3クラス(94名)
内容:鋳造・鋳物のレクチャー、アルファベットキーホルダーの鋳物づくり
■西尾市立平坂小学校について
校長:岡田秀則 │ 所在地:西尾市平坂町輪当1番地
1906年に平坂尋常高等小学校として設立。全校生徒は約600名。「自修」を校訓に掲げ、自分から課題を見つけたり、友達と一緒に考えたりしながら学び、実践していける子供たちの育成に取り組んでいる。
■西尾市鋳物工業協同組合について
理事長:鈴木英昭 │ 所在地:西尾市平坂町烏多4番地1
1921年に前身である平坂鋳造同盟として設立、2021年には100周年を迎えた。現在は自動車部品や工作機械、一般機械メーカーなど31社が組合員となっている。西尾市の重要な地場産業である「鋳造」を活性化するべく、小学校への出張授業のなど次世代の育成を進めている。