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Inatec News
2022.7.28
7月2日 西尾市 ものづくりを未来へつなげる取り組みをしている金属加工メーカーが 市内在住の小学生を対象に 江戸時代から続く地元産業「鋳造(ちゅうぞう)」を伝えます!
自動車部品の金属加工を行う株式会社イナテック(本社:愛知県西尾市、代表取締役:稲垣良次、以下イナテック)は、2022年7月2日(土)に西尾市生涯学習課主催の「西尾市ふるさとワクワク体験塾」で小学4~6年生の塾生に向け、西尾市に古くからある鋳造の技法を体験できるプログラムを開催いたします。
3月に開催したサポーターOBOGへの体験の様子
本社のある西尾市は、17世紀半ばに鋳物師が基礎を作って以来、約350年もの間鋳造が盛んな地域です。しかし、鋳物の国内市場は縮小し、ピークの1974年に71社だった西尾市鋳物工業協同組合の会員は2021年には33社と半数以下まで減少しています(日刊工業新聞より)。
西尾に江戸時代から伝わる鋳造の技法を廃れさせたくない、モノづくりの面白さを伝えたいとの思いから、イナテックでは鋳造体験ができる「利他工房(りたこうぼう)」を設立いたしました。地元のイベントなどに出店し、多くの方に鋳造体験をしていただいております(現在累計約360人)。
担当者2人は学生時代、同じ教育大学で鋳造を専攻していた先輩と後輩。モノづくり、鋳造の面白さを実感している2人だからこそ、伝えられることがあると考えています。
今回の企画を通して、参加した塾生が西尾の地元産業である鋳造のことを知り、興味を持っていただくことができ、ゆくゆくは鋳造業界が再び盛り上がるように地域の方と協力して進めたいと思っています。
大変お忙しいとは存じますが、この件についてご取材いただき、より多くの方へ届けるきっかけとなれば幸いです。
利他工房